お口の中の菌が見える!って
新年あけましておめでとうございます。
今年も宜しくお願い致します。
今回は『歯周病』についてお話したいとおもいます。
歯周病は歯肉炎と歯周炎に分類されます。
歯肉炎では歯茎(歯ぐきとよんでいるところ)が赤くなったり、はれたり、歯磨きの時に血が出るなどの症状があります。
これが歯周炎に移行すると、歯周ポケットから血や膿が出て、そのため口臭がしてきたり、歯を支えている歯槽骨という骨がドンドン無くなっていき、噛むと痛みが出たり、やがて歯がグラグラになり徐々に歯としての機能を失っていきます。
歯周病の病因は、お口の中のプラークの歯周病原細菌の感染で、さらに全身疾患や喫煙、歯ぎしり、食いしばりなども深く関係します。
また、歯周病は早産や低体重児出産のリスクが上がります。
当院では患者さまに、見て歯周病をもっとご理解いただくために位相差顕微鏡を導入しました。この顕微鏡はスマートフォンを使います。
歯のお掃除の前にお口の中にプラークを少し取り、一緒にスマートフォンに映る細菌をみることができます。
お口の中にこんな菌が存在するのか!と、驚かれる方がたくさんいらっしゃいます。
これをきっかけに歯に対しての意識が高くなり、定期的にしっかりお掃除に通っていただける方が増えました。
歯のお掃除の時に一緒に見てみませんか?お声がけくださいね!