身体の免疫力
今回はウィルスや細菌に打ち勝つ身体の免疫力についてお話をしたいと思います。
私たちは毎日たくさんの細菌やウィルス・汚染物質などの身体に有害なものにさらされています。そのような物質にさらされても病気にならないのは、それらを身体から排除する『免疫』という防護システムがあるからです。
では、免疫の働きとは?
- 感染から守る
- 抗体を作る
- 異物などを正確に識別する
- 健康の維持
- 老化の予防
- 癌の予防
このような働きで身体を守ってくれていますが、この免疫力が低下すると体調不良になりやすくなり、お口の中にも影響が出てきます。
お口は身体の中にウィルスや細菌などが入る入口です。ウィルスが体内に侵入するバリアの役割を果たしていて、口腔粘膜が免疫としての働きをしています。免疫力が高いときは病原菌に免疫力が勝り何もおこりませんが、口腔内が健全な状態でない場合は免疫の働きが不十分になり免疫力の低下を引き起こすことになります。その結果、むし歯菌や歯周病菌などの影響が個人の免疫力を上回ると、きちんと歯磨きをしているのにむし歯になったり、歯ぐきが炎症を起こし出血したりしてしまうのです。
この免疫力が低下する原因として、疲労・ストレス・偏った食生活・睡眠不足・運動不足・全身疾患・加齢など生活習慣の乱れが原因となっていることが多く、それらを改善することが大切です。しかし、一度に改善することは難しいので、少しづつやれることを増やしていきましょう。
免疫力を揚げるコツは、身体を動かす・ぐっすり眠る・良質なたんぱく質、ビタミン、ミネラルを取り入れた食事を摂る・よく笑う・身体を温める・リラックスする時間を作る・腸内環境を整える・定期的な口腔ケアをするなどがあります。また、唾液はウィルスや細菌を防御し口腔内の汚れも洗い流してくれるので、唾液を増やす『だ液腺マッサージ』等も良いでしょう。
むし歯や歯周病の予防だけでなく全身的な感染症を予防するためにも口腔ケアは欠かせません。定期的なクリーニングを受け、日頃から免疫力をあげる工夫をし、ウィルスや細菌に負けない身体を作りましょう。
私たちは微力ながらもそのお手伝いを出来たらと思っています。ご相談やご要望等がございましたら、スタッフまでお気軽にお声掛けください。